【2025年版】プロ野球の1年間!シーズンの流れを完全解説!

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プロ野球シーズンの流れ

プロ野球は3月下旬に開幕して、10月頃にクライマックスシリーズ、日本シリーズまでがプロ野球のシーズンというイメージがあるかもしれません。

プロ野球開幕前には春季キャンプ、オープン戦、シーズンオフには、ファン感謝デーや契約更改などオフシーズンもプロ野球が楽しめます。

当記事では、2025年版プロ野球の1年間のシーズンの流れ・スケジュールを解説します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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プロ野球の1年間の流れ

プロ野球シーズン日程

2025年のプロ野球は2月1日に春季キャンプが始まり、オープン戦を経て、3月28日(金)にセ・パ両リーグ同時に開幕します。

プロ野球のレギュラーシーズンは3月28日から10月上旬まで、全143試合行われます。

レギュラーシーズンのことを「ペナントレース」と呼ばれることもあります。
優勝したチームにはペナント(細長い三角の旗)が贈られることが由来します。

レギュラーシーズン終了後、上位3チームでクライマックスシリーズが行われ、勝ち上がったチームが日本一を決定する日本シリーズに出場します。

プロ野球のオンシーズンは2月〜11月上旬です。

2025年プロ野球シーズン日程|一覧表

2025年のプロ野球シーズンは以下の日程で行われます。

日程内容
2月中春季キャンプ
2月下旬~3月下旬オープン戦
3/28(金)プロ野球開幕戦
6/3(火)~6/22(日)セ・パ交流戦
6/27(金)リーグ戦再開
7/21(月)前半戦終了
7/23(水)・7/24(木)オールスターゲーム
7/27(土)後半戦開始
7/31(木)トレード・支配下登録期限
10/11(土)~クライマックスシリーズ
10/25(土)~11/2(日)日本シリーズ

毎年7月に行われるオールスターゲーム前を境目に「前半戦」、「後半戦」と分けています。

プロ野球の試合数は年間143試合(レギュラーシーズン)

2025年のプロ野球の年間試合数は143試合です。

ただし、この143試合はレギュラーシーズン中の試合数であって、オープン戦やクライマックスシリーズ、日本シリーズなどは含まれていません。

1年間に行われるプロ野球の試合数を表にまとめました。

試合の種類試合数
練習試合5~10試合程度
(球団による)
オープン戦10〜20試合程度
(球団による)
リーグ戦125試合
(25試合×5球団)
交流戦18試合
(3試合×6球団)
オールスターゲーム2試合
クライマックスシリーズファースト:最大3試合
ファイナル:最大6試合
日本シリーズ最大7試合

日本シリーズまで出場するチームの場合、年間で180試合戦うことになります。

プロ野球のレギュラーシーズン143試合は、リーグ戦125試合と交流戦18試合を合わせた試合数です。

春季キャンプ(2月1日〜)

2025年のプロ野球は3月28日(金)に開幕しますが、それより前にプロ野球の春季キャンプが行われます。

春季キャンプは、2月1日から沖縄や宮崎などで行われます。

春季キャンプのキャンプ地

球団ごとの春季キャンプのキャンプ地をまとめました。

セ・リーグ

チーム名1軍ファーム
巨人1次:宮崎
2次:那覇(沖縄)
宮崎
ヤクルト浦添(沖縄)西都原(宮崎)
DeNA宜野座(沖縄)奄美大島(鹿児島)
中日北谷(沖縄)読谷(沖縄)
阪神宜野座(沖縄)具志川(沖縄)
広島1次:日南(宮崎)
2次:沖縄
1次:大野(広島)
2次:日南(宮崎)

セ・リーグの春季キャンプ・練習試合の日程はこちらの記事をご覧ください。

パ・リーグ

ロッテは2025年からファーム(二軍)春季キャンプを宮崎県都城市で行うようになります。

チーム名1軍ファーム
日本ハム名護(沖縄)国頭(沖縄)
楽天金武(沖縄)1次:久米島(沖縄)
2次:日向(宮崎)
ロッテ1次:石垣島(沖縄)
2次:糸満(沖縄)
都城(宮崎)
西武南郷(宮崎)春野(高知)
オリックス宮崎
ソフトバンク宮崎筑後(福岡)

パ・リーグの春季キャンプ・練習試合の日程はこちらの記事をご覧ください。

春季キャンプの見どころ

春季キャンプのみどころは以下の2点です。

  • シーズン中には見られない選手の練習姿が見られる
  • 春季キャンプは無料公開している

シーズン中は選手の練習を間近で見られませんので、春季キャンプは貴重な機会ではないでしょうか。

また、キャンプ地は遠くてなかなか行けない方でも、 スカパー!(CS・BS放送)では、連日キャンプ中継の放送をしています。

スカパー!プロ野球セットに加入すると、12球団の春季キャンプ中継が見られます。

オープン戦(2月下旬~3月下旬)

オープン戦

プロ野球のオープン戦は春季キャンプ終盤の2月下旬から開幕直前の3月下旬にかけての約1ヶ月間行われます。

オープン戦の特徴

オープン戦の前半は若手主体、後半はベストメンバーでスタメンが組まれることが多いです。
このため、若手選手などはオープン戦前半にアピールをしていく必要があります。

また、オープン戦は3月中とまだ寒い時期に行われるため、野外球場の場合、平日・休日問わずデーゲームで行われることが多いです。

オープン戦の見どころ

オープン戦はキャンプで成果を上げた若手選手、FAなどでの移籍選手、新外国人選手の活躍に注目です。

レギュラーシーズン(3月下旬〜10月上旬)

レギュラーシーズン

プロ野球のレギュラーシーズンは3月28日(金)から年間143試合行われます。

レギュラーシーズンの結果で各リーグ優勝、クライマックスシリーズ進出チームが決まります。

クライマックスシリーズは各リーグの上位3チームが出場できます。

プロ野球の試合は基本的に火〜木の3連戦、金〜日の3連戦で行われます。

例:火〜木 AチームvsBチーム、金〜日 CチームvsAチーム

ちなみに、月曜日は基本的に移動日で試合はおこなわれません。

また、9月・10月シーズン終盤は1試合終わったら、別の対戦カードになることが多いです。

雨天などで中止になった場合

ドーム球場では、台風が接近するなど中止になることは少ないですが、屋外球場の場合、雨天で中止になることがあります。

試合が中止になった場合、金〜日の3連戦で予備日が設定されている場合は予備日に、そうでない場合は、9月や10月などシーズン終盤に振替で試合が行われます。

雨天中止の決定は、球場の開場時間前に行われることもあれば、天候の急変で試合開始直前に中止が決まることもあります。

開幕戦(3月28日)

プロ野球のレギュラーシーズンは例年3月下旬に開幕します。いずれの試合もナイターで行われます。

プロ野球開幕戦ではエース級の投手が投げあい、投手戦になることが多いです。

セ・リーグ開幕戦 対戦カード

2025年のセ・リーグ開幕戦の対戦カードは次の通りです。

  • 巨人ーヤクルト
    (東京ドーム)
  • DeNAー中日
    (横浜スタジアム)
  • 広島ー阪神
    (マツダスタジアム)

2025年のセ・リーグの開幕戦は2023年のAクラス(1~3位)チーム主催で行われます。
ただ、2023年リーグ優勝の阪神は本拠地の甲子園での選抜高校野球大会開催のため辞退し、代わりに4位の巨人が開幕戦の開催権が繰り上げられました。

パ・リーグ開幕戦 対戦カード

2025年のパ・リーグ開幕戦の対戦カードは次の通りです。

  • 西武ー日本ハム
    (ベルーナドーム)
  • オリックスー楽天
    (京セラドーム大阪)
  • ソフトバンクーロッテ
    (みずほPayPayドーム福岡)

2025年のパ・リーグ開幕戦は、2022年のAクラス(1~3位)チーム主催で行われます。

開幕戦のみどころ

プロ野球開幕戦のみどころは以下の点です。

  • エース級の投手の投げ合い
  • 豪華な開幕戦セレモニー
  • 著名人による始球式

開幕戦では、エース級のピッチャーが登板します。

先発ピッチャーは通常前日に予告先発が発表されますが、開幕投手は春季キャンプ中やオープン戦宙に発表されるとが多いです。

中には、前年に行われるファン感謝イベントで発表することもあります。

また、開幕戦では開幕戦セレモニーや始球式、グッズ配布など特別なイベントがあります。

セ・パ交流戦(6/3~6/22)

セ・パ交流戦

例年5月下旬から6月中旬にかけて、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する「日本生命セ・パ交流戦」が行われます。普段は見られない組み合わせの試合が楽しめる貴重な機会です。

2025年のセ・パ交流戦は6月3日(火から6月22日(日)まで行われます。

セ・パ交流戦は、各チームが3試合ずつ計6チームと対戦する総当たり方式で、合計18試合が行われます。

試合の開催地は2年ごとにホーム球場とビジター球場が入れ替わります。

2025年セ・パ交流戦開幕カード

2025年のセ・パ交流戦は6月3日(火)にセ・リーグチームの本拠地で開幕します。

セ・パ交流戦開幕戦(6月3日)対戦カード
対戦カード開催地
日本ハムー阪神
楽天ーDeNA
西武ーヤクルト
ロッテー巨人
オリックスー広島
ソフトバンクー中日

全試合終了した時点で勝率第1位のチームに交流戦優勝球団として賞金3,000万円が贈られます。

また、最も活躍した選手に対し、交流戦MVPとして表彰されます。

セ・パ交流戦のルール

セ・パ交流戦のルールは通常のリーグ戦とほぼ同じで、翌日の予告先発もあります。

また、指名打者(DH)制はパ・リーグ球団の主催試合のみ採用され、セ・リーグ球団の主催試合ではDH制がありません。

セ・パ交流戦のみどころ

交流戦の見どころは、セ・リーグチーム主催試合で普段打席に入らないパ・リーグのピッチャーが入る点です。

また、パ・リーグ主催試合ではDH制が採用されるので、セ・リーグチームでは誰がDHにはいるか気になるところです。

オールスターゲーム(7月23日・24日)

オールスターゲーム

7月中旬にレギュラーシーズンの前半戦が終了して、プロ野球オールスターゲームが開催されます。

2025年のオールスターゲームは7月23日(水)・7月24日(木)に行われます。

オールスターゲームは毎年7月に行われる両リーグの選抜チームの対抗試合です。

2025年のオールスターゲームは以下の場所で開催されます。

  • 第1戦
    京セラドーム大阪
  • 第2戦
    横浜スタジアム

京セラドーム大阪では2018年以来、横浜スタジアムでは2016年以来の開催となります。

オールスターゲームに出場する選手はファン投票や監督推薦などで選ばれます。

オールスターゲームの見どころ

オールスターゲームの見どころは、リーグ代表する選手が球団の垣根を越えて1つのチームとして戦う点が上げられます。

また、ファン投票で選出される選手もいるので、オールスター前からファンが参加できます。

また、試合開始前にホームランダービーもあり、ホームランバッターの力と技の競い合いが見られます。

オールスターに出場しない選手は?

オールスターゲームに出場しない選え手は、レギュラーシーズンの後半戦に向けて練習したり、心身のケアをしたりします。

また、オールスターゲームに選ばれた選手は、基本的に辞退することはできません。
辞退した場合は、後半戦の最大10試合出場停止となります。

プロ野球シーズン後半戦・終盤戦

プロ野球シーズン後半戦・終盤戦

2025年のレギュラーシーズン後半戦は7月26日(土)から始まります。

シーズンに後半になると、リーグ優勝争いも佳境となり、1勝1敗の重みが大きくなります。

また、トレードや新外国人選手の獲得、育成選手から支配下登録選手への移行といった補強期間が7月31日(木)で終了となります。

リーグ優勝争いの行方

シーズン後半になると、リーグ優勝争いするチームが絞られてきます。

場合によっては、他のチームとのゲーム差が開き、独走状態になることもあります。

それでも、優勝争いから脱落しても、3位まではクライマックスシリーズへの出場権があるので、多くのチームは終盤まで熱い戦いが続きます。

個人タイトル(ホームラン王、最多勝など)の争い

シーズン後半戦はチームの優勝、クライマックスシリーズ出場権をかけた争いだけでなく、個人のタイトル争いも気になるようになります。

個人タイトルを獲得した場合、11月下旬に行われる「NPBアワーズ」で表彰されます。

野手の場合、首位打者(打率)、最多安打、ホームラン王(最多本塁打)、最多打点、最高出塁率、最多盗塁のタイトルがあります。

投手の場合、最優秀防御率、最高勝率、最多勝、最多セーブ、最優秀中継ぎ(最多ホールド)、最多奪三振のタイトルがあります。

クライマックスシリーズ(10月11日~)

クライマックスシリーズ

クライマックスシリーズは各リーグの上位3チームが出場する日本シリーズへの出場を決める戦いです。

クライマックスシリーズでは各リーグの2位チームと3位チームで対戦する「1stステージ」とリーグ優勝チームと1stステージ勝利チームが対戦する「ファイナルステージ」があります。

2025年のクライマックスシリーズは10月11日(土)から始まります。

1stステージ

2025年1stステージの日程

2025年10月11日(土)~10月13日(月)
(セ・リーグ・パ・リーグとも)

1stステージは各リーグの2位チームと3位チームの対戦で、2位チームの本拠地で行われます。

最大3試合行われ、先に2勝したチームがファイナルステージに進出します。

ファイナルステージ

2025年ファイナルステージの日程

2024年10月15日(水)~10月20日(月)
(セ・リーグ・パ・リーグとも)

ファイナルステージはリーグ優勝チームと1stステージの勝利チームの対戦で、リーグ優勝したチームの本拠地で行われます。

最大6試合行われ、先に4勝したチームが日本シリーズに進出します。

ファイナルステージでは、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられます。

リーグ優勝チームは実質3勝すれば日本シリーズ進出となります。

クライマックスシリーズのみどころ

クライマックスシリーズの魅力は、リーグ優勝チームが本拠地開催、1勝のアドバンテージと圧倒的に有利な形になっていますが、2位・3位チームにも日本シリーズ出場、そして日本一への可能性がある点です。

プロ野球日本シリーズ(10月25日~)

日本シリーズはクライマックスシリーズでの優勝チームがプロ野球日本一の座をかけての対戦です。

対戦は7戦4勝制で、先に4勝したチームが栄えある日本一となります。

2024年の日本シリーズは10月26日(土)から、第1戦はセ・リーグ本拠地で行われます。

日付試合本拠地
10月25日(土)第1戦パ・リーグ本拠地
10月26日(日)第2戦パ・リーグ本拠地
10月28日(火)第3戦セ・リーグ本拠地
10月29日(水)第4戦セ・リーグ本拠地
10月30日(木)第5戦セ・リーグ本拠地
11月1日(土)第6戦パ・リーグ本拠地
11月2日(日)第7戦パ・リーグ本拠地

第2戦と第3戦、第5戦と第6戦の間に1日移動日があります。

日本シリーズの歴史

日本シリーズはセ・リーグ、パ・リーグの2リーグ制に分立した翌年の1950年以降毎年行われていて、2025年で76回目です。

これまでのセ・リーグ、パ・リーグの対戦成績は、セ・リーグ38回日本一、パ・リーグ37回日本一とほぼ互角です。

2010年はパ・リーグ(特にソフトバンク)が連続して日本一になっていましたが、2020年代に入り、セ・リーグチームが日本一になることが増えています。

2024年の日本シリーズではセ・リーグ3位の横浜DeNAベイスターズが26年ぶり3度目の日本一となりました。

プロ野球 オフシーズン

プロ野球 オフシーズン

プロ野球は、各リーグの上位3チームはクライマックスシリーズ、日本シリーズで敗退するか、日本一になるまで続きます。

一方、下位3チームはレギュラーシーズン143試合が終了した時点で、シーズンオフに入ります。

シーズンオフ期間中の流れを簡単にまとめました。

  • 10月後半:ドラフト会議
    (新人選手を指名する会議)
  • 10月1日~日本シリーズ終了翌日:戦力外通告
    (来季の契約を結ばないことを結ばない通告)
  • 11月中旬:12球団合同トライアウト
    (戦力外通告を受けた選手の12球団編成へのアピールの場)
  • 10月下旬~11月中旬:秋季練習・秋季キャンプ
    (若手主体の練習)
  • 11月下旬:ファン感謝デー
    (ファン向けのイベント)
  • 11月・12月:契約更改
    (来シーズンの契約内容・年俸を決める場)
  • 翌年1月:自主トレ
    (シーズンに向けての体つくり)

オフシーズンのプロ野球から目が離せません。

プロ野球のシーズンの流れ|よくある質問

プロ野球のシーズンの流れ よくある質問

プロ野球シーズンの流れでよくある質問をまとめました。

プロ野球のシーズンはいつから始まる?

2025年のプロ野球の開幕戦は、3月28日(金)に行われますが、それより前に、2月中春季キャンプが、2月下旬からオープン戦が行われます。

プロ野球オープン戦はいつ行われるの?

オープン戦は2月下旬〜3月下旬に行われます。

2025年は、2月22日(土)から3月23日(日)まで行われます。

プロ野球のレギュラーシーズンはいつからいつまで?

プロ野球のレギュラーシーズンは3月下旬〜10月上旬の間です。

プロ野球セ・パ交流戦はいつ行われるの?

セ・パ交流戦は毎年5月下旬から6月中旬に行われます。

2025年はは6月3日(火)〜6月22日(日)に行われます。

プロ野球は1年間に何試合行われるの?

プロ野球レギュラーシーズンは年間143試合行われます。

雨天で試合が中止になった場合、日程はどうなりますか?

雨天中止の場合、代替試合が別の日に組まれます。

今回は2025年版のプロ野球の1年間、シーズンの流れを解説しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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