【2024年版】日本生命セ・パ交流戦とは!ルール・しくみなどを解説

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セ・パ交流戦のルール

プロ野球では毎年5月〜6月にかけてセ・パ交流戦が行われます。

交流戦では「セ・リーグチームvsパ・リーグチーム」という形でリーグをこえた対戦が見られます。

当記事ではセ・パ交流戦のルール・しくみなどを紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

セ・パ交流戦をテレビ・ネットで見る方法についてはこちらの記事をご覧ください。

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日本生命セ・パ交流戦とは

日本生命セ・パ交流戦とは

日本生命セ・パ交流戦は「セ・リーグ(チーム)vsパ・リーグ(チーム)」で行われる試合です。
2005年から始まり、今年で19回目です。
(2020年は中止)

2024年の交流戦は5月28日(火)から6月16日(日)までの約3週間です。

セ・パ交流戦の試合数は18試合で、各チームホーム9試合、ビジター9試合それぞれ行われます。

セ・パ交流戦は日本生命が特別協賛社しています。

セ・リーグとパ・リーグの違いはこちらの記事をご覧ください。

2024年 セ・パ交流戦 日程・対戦カード

2024年のセ・パ交流戦の日程・対戦カードは以下のとおりです。

5月28日〜5月30日の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
巨人ーソフトバンク東京ドーム
ヤクルトー ロッテ神宮球場
DeNAー楽天横浜スタジアム
中日ー西武バンテリンドーム
阪神ー日本ハム甲子園球場
広島ーオリックスマツダスタジアム
5月31日〜6月2日の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
日本ハムーDeNAエスコンフィールド
楽天ーヤクルト5/31
福島県営あずま球場
6/1・6/2
楽天モバイルパーク
西武ー巨人ベルーナドーム
ロッテー阪神ZOZOマリンスタジアム
オリックスー中日京セラドーム
ソフトバンクー広島みずほPayPayドーム
6月4日〜6月6日の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
巨人ーロッテ東京ドーム
ヤクルトー 西武神宮球場
DeNAーオリックス横浜スタジアム
中日ーソフトバンクバンテリンドーム
阪神ー楽天甲子園球場
広島ー日本ハムマツダスタジアム
6月7日〜6月9日の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
巨人ーオリックス東京ドーム
ヤクルトー 日本ハム神宮球場
DeNAーソフトバンク横浜スタジアム
中日ー楽天バンテリンドーム
阪神ー西武甲子園球場
広島ーロッテマツダスタジアム
6月11日〜6月13日の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
日本ハムー中日エスコンフィールド
楽天ー巨人楽天モバイルパーク
西武ー広島ベルーナドーム
ロッテーDeNAZOZOマリンスタジアム
オリックスー阪神京セラドーム
ソフトバンクーヤクルトみずほPayPayドーム
6月14日〜6月16日の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
対戦カード開催地
日本ハムー巨人エスコンフィールド
楽天ー広島楽天モバイルパーク
西武ーDeNAベルーナドーム
ロッテー中日ZOZOマリンスタジアム
オリックスーヤクルト京セラドーム
ソフトバンクー阪神みずほPayPayドーム

試合開始時間などの試合詳細はNPB公式サイトにて確認ください。

セ・パ交流戦のルール

プロ野球交流戦のルール

セ・パ交流戦のルールは通常のリーグとほぼ同じです。

交流戦で特徴的な部分をピックアップすると以下のとおりです。

  • 各球団と3試合ずつ
  • ホームゲームはいずれかのチームのみ
  • DH制はパ・リーグ主催試合のみ採用
  • 予告先発は採用
  • 優勝球団には賞金3,000万円
  • 交流戦の勝敗・個人成績はレギュラーシーズンに反映

それぞれ詳しくみてみましょう。

各球団と3試合ずつ

プロ野球セ・パ交流戦は異なるリーグの6球団とそれぞれ3試合ずつ合計18試合行われます。

各チームとの対戦は「火・水・木」もしくは「金・土・日」の3連戦で行われます。
(雨天等で中止になった場合を除く)

ホームゲームはいずれかのチームのみ(隔年開催)

プロ野球交流戦ではホームゲームはどちらかのチームのみ行われます。ホームとビジターは隔年で入れ替わります。

例えば巨人vsソフトバンクの開催球場

  • 2024年
    巨人本拠地
    (東京ドーム)
  • 2025年
    ソフトバンク本拠地
    (みずほPayPayドーム)

といった形で、ホーム&ビジターは、2024年・2025年で入れ替わります。

DH制はパ・リーグ主催試合のみ採用

DH(指名打者)制は、セ・パ交流戦でもパ・リーグ主催試合のみ採用しています。

DH(指名打者)とは、攻撃時にピッチャーの代わりに打席に立つ、攻撃専門の選手のことです。

DH制が採用されるパ・リーグ主催の場合、セ・リーグは誰をDHに入れるかが見どころです。

また、DH制のないセ・リーグ主催の場合、普段打席に入らないパ・リーグピッチャーの打撃が見られます。

予告先発

予告先発は、各リーグ内での試合同様に前日に発表されます。

2011年までは交流戦では予告先発の発表がありませんでしたが、2012年から交流戦でも予告先発制度が採用されるようになりました。

優勝チーム・優秀選手への表彰・賞金

プロ野球セ・パ交流戦で、勝率が第1位のチームが「交流戦優勝球団」として、特別協賛社の「日本生命」より表彰ならびに賞金3,000万円が贈られます。

このほか、最優秀選手(日本生命MVP)として1名、日本生命賞として各リーグ1名表彰されます。

賞金金額
交流戦優勝球団3,000万円
日本生命MVP200万円
日本生命賞100万円

勝率が並んだ場合

セ・パ交流戦は18試合と試合数が少ないので、勝率が並ぶことがあります。
その場合、以下の成績に従って順位が決定されます。

【2球団が並んだ場合】

  1. 勝数
  2. 直接対戦成績
  3. 交流戦のTQB((得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング))が大きいチーム
  4. 交流戦のER-TQB((相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング))が大きいチーム
  5. 交流戦のチーム打率
  6. 2023年度日本生命セ・パ交流戦の上位チーム

【3球団以上が並んだ場合】

  1. 勝数
  2. 交流戦のTQB((得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング))が大きいチーム
  3. 交流戦のER-TQB((相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング))が大きいチーム
  4. 交流戦のチーム打率
  5. 2023年度日本生命セ・パ交流戦の上位チーム
引用:日本野球機構ホームページ

2023年のセ・パ交流戦は、上位4チーム(DeNA・ソフトバンク・巨人・オリックス)が11勝7敗で勝率が並びました。

交流戦のTQBで比較して、一番大きいDeNAベイスターズが交流戦優勝となりました。

交流戦の勝敗などはシーズンに反映

プロ野球セ・パ交流戦はレギュラーシーズン143試合に含まれています。

そのため、交流戦でのチームの勝敗、個人成績はオールスターゲームと異なり、レギュラーシーズンに反映されます。

セ・パ交流戦は18試合とレギュラーシーズンの試合数に占める割合は少ないですが、シーズンの結果に大きく左右されることもあります。

また、交流戦で上位の成績を残したチームがリーグ優勝する傾向があります。

セ・パ交流戦のあれこれ

セ・パ交流戦のあれこれ

プロ野球交流戦について気になる点をあれこれまとめました。

  • 交流戦は24・36試合だった
  • 交流戦はセ・パどちらが強いのか
  • 交流戦の優勝チーム
  • 雨天中止の場合

それぞれ詳しくみてみましょう。

交流戦は以前24・36試合だった

セ・パ交流戦は2024年現在18試合ですが、以前は36試合や24試合で行われていたこともありました。

これまでの交流戦の試合数をまとめました。

試合数内訳
2005・200636試合3連戦×12カード
(ホーム・ビジター総当たり)
2007~201424試合2連戦×12カード
(ホーム・ビジター総当たり)
2015~2019
2021~
18試合3連戦×6カード
(2年ごとに総当たり)

2005・2006年は36試合と現在に比べて倍の試合が行われていました。

2007~2014年は24試合となり、ホーム・ビジター総当たりの2連戦になりました。
そのため、普段行われない月曜日に行われたり、火曜日や金曜日が試合がなかったりと、当時の交流戦の日程はかなり変則的なものでした。

セ・パどちらのリーグが強いの?

2023年までのセ・パ交流戦での通算勝利数はセ・リーグが1,122勝、パ・リーグが1,253勝と2005年からの通算で100勝以上多いです。
※通算勝利数は日本野球機構ホームページより算出

交流戦が18試合制になった2015年以降、2015年から5年連続でパ・リーグが勝ち越していましたが、2021年・2022年はセ・リーグが勝ち越しています。

2023年、2024年はパ・リーグが勝ち越しましたが、いずれの年もほぼ五分の成績でした。

セ・パ交流戦の優勝チーム

2005年から2024年の交流戦優勝(最高勝率)のチームは以下のとおりです。

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優勝(最高勝率)チーム
2005千葉ロッテマリーンズ
2006千葉ロッテマリーンズ
2007北海道日本ハムファイターズ
2008福岡ソフトバンクホークス
2009福岡ソフトバンクホークス
2010オリックス・バファローズ
2011福岡ソフトバンクホークス
2012巨人(読売ジャイアンツ)
2013福岡ソフトバンクホークス
2014巨人(読売ジャイアンツ)
2015福岡ソフトバンクホークス
2016福岡ソフトバンクホークス
2017福岡ソフトバンクホークス
2018東京ヤクルトスワローズ
2019福岡ソフトバンクホークス
2021オリックス・バファローズ
2022東京ヤクルトスワローズ
2023横浜DeNAベイスターズ
2024東北楽天ゴールデンイーグルス
※2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で交流戦が中止

2023年セ・パ交流戦終了時点で、優勝回数はソフトバンクの8回がダントツのトップで、次いでロッテと巨人、オリックス、ヤクルトの2回、そして、日本ハムとDeNAが1回です。

セ・リーグは巨人とヤクルト、DeNAの3球団、パ・リーグは西武以外の5球団が優勝(最高勝率)の経験があります。

雨天中止の場合

雨天中止の場合、金~日の3連戦の場合、次の月曜日に設定されている予備日に行われることが多いです。

2024年を例にすると、6月7日(金)~6月9日(日)の場合、6月10日(月)。

それ以外の場合は、6月17日(月)~6月20日(木)のリーグ戦再開までの間に振替試合が行われます。

セ・パ交流戦のよくある質問

セ・パ交流戦についてよくある質問をまとめました。

セ・パ交流戦とは?

セ・パ交流戦は「セ・リーグチームvsパ・リーグチーム」の対戦です。

2024年のセ・パ交流戦の試合数は?

18試合です。
(3試合✕6カード)

セ・パ交流戦のルールは?

基本的には各リーグ戦と変わりませんがDH(指名打者)制あり・なしという点が通常と異なります。
詳しくはこちら

セ・パ交流戦の見どころは?

DH(指名打者)制のないセ・リーグ主催試合で、パ・リーグの投手が打席に入る点などがあげられます。

セ・パ交流戦はテレビ・ネットで見る方法は?

セ・パ交流戦をテレビ・ネットで見る方法は以下の記事で紹介しています。

というわけで今回はセ・パ交流戦のルールなどを解説しました。

お時間があればあわせてどうぞ

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