【2025年版】プロ野球ドラフト会議のしくみ・テレビ・ネット中継予定まとめ

当ページのリンクには広告が含まれています。
プロ野球ドラフト会議のしくみ ネット・テレビ中継予定

プロ野球の秋の恒例イベントといえば「ドラフト会議」。
各球団が将来を背負う選手を指名し、交渉権を手にするこの日は、毎年ファンの大きな注目を集めます。

プロを目指す高校生や大学生、社会人、独立リーグの選手たちにとっては、このドラフトで名前を呼ばれるかどうかが運命の分かれ道。
特に「各球団が1位で誰を指名するのか」は、いつも話題になりますよね。

この記事では、プロ野球ドラフト会議の基本的なしくみをわかりやすくまとめました。
さらに後半では、2025年ドラフト会議のテレビ放送・ネット配信の予定も紹介しますので、リアルタイムで見たい方はぜひチェックしてみてください。

ドラフト会議の見逃し配信は U-NEXTで視聴できます。
👉

気になる内容にジャンプ

プロ野球ドラフト会議とは?まずは基本をわかりやすく理解

プロ野球ドラフト会議とは?まずは基本をわかりやすく理解

プロ野球ドラフト会議は、各球団が公平に将来のスター選手を獲得するための制度です。

「人気球団ばかりが有望選手を取ってしまう」という偏りを防ぎ、プロ野球全体の競争力を保つ役割があります。

毎年10月に行われ、2025年のドラフト会議は10月23日(木)に行われます。

プロ野球12球団の監督・スカウト・編成担当などが参加し、獲得したい選手を指名して、指名した選手と契約する「交渉権」を獲得します。

歴史と始まり

ドラフト会議は1965年に始まりました。それ以前は球団同士が自由に選手を獲得していたため、人気のある球団に優秀選手が集中する傾向がありました。

ドラフト制度の導入により、全球団にチャンスが均等に与えられるようになったのです。

2025プロ野球ドラフト会議|テレビ中継・ネット配信予定

2025プロ野球ドラフト会議テレビ中継・ネット配信予定

2025年のプロ野球ドラフト会議も、例年どおりテレビやネットで中継されます。
地上波はTBS系列で放送され、CSスポーツチャンネル「スカイA」や、ネット配信サービス「U-NEXT」でもリアルタイムで視聴可能です。
お気に入りの方法で、ドラフト1位の抽選や指名の瞬間を見逃さず楽しむことができます。

地上波(TBS系列)

地上波ではドラフト会議の模様を10月23日(木)16:40からTBS系列の全国ネットで中継があります。

第1部ではドラフト1巡目の生中継を、第2部では「速報!ドラフト会議『THE 運命の1日』」と題して、ドラフト会議で注目選手の素顔や個性ある候補選手の背景が紹介されます。

また、無料動画配信サービス「TVer」でも、リアルタイム配信があります。

タイトル『プロ野球ドラフト会議』
放送日時10月23日(木)16:40〜19:54
放送局TBS系列

例年、地上波の「TBS系列」では、ドラフト1巡目指名の中継を行いますが、ドラフト2巡目以降は、地上波では放送がありません。

ネット配信の「U-NEXT」やCSチャンネル「スカイA」では、育成選手の最終指名まで中継があります。

ネット配信「U-NEXT」

インターネット配信サービス「U-NEXT」ではドラフト会議の模様をドラフト1位指名から育成選手の指名終了まで実況・解説付きのライブ配信で視聴できます。

配信時間帯
(ライブ配信)
10月23日(木)
16:50〜育成枠指名終了まで
見逃し配信配信準備完了次第~
2025 年3月31日(月)23:59

見逃し配信も2026年3月31日まで見られるので、後から見返すことも可能です。

「U-NEXT」では、31日間の無料トライアルもあり、無料トライアル期間中でもドラフト会議が視聴できます。

申込&詳細はこちら

CSスポーツチャンネル「スカイA」

CSスポーツチャンネル「スカイA」では1位指名から12球団の最終指名が終わるまで放送があります。
さらに育成選手も1位指名から最後の1人まで、すべて見られます。

10月27日(月)に「ドラフト会議」の録画放送があります。

放送日時10月23日(木)
16:30~21:00(生放送)
10月27日(月)
12:00~16:30(録画放送)
放送局スカイA

また、ドラフト会議終了後にはスカイAにて「プロ野球ドラフト後夜祭!2025」という特別番組が放送されます。

10月27日(月)・28日(火)に「プロ野球ドラフト後夜祭!2025」の録画放送があります。

放送日時10月23日(木)
21:00〜23:00(生放送)
10月27日(月)
 17:30~19:30(録画放送)
10月28日(火)
23:00~25:00(録画放送)
放送局スカイA

「スカイA」を視聴するには、スカパー!などの有料放送サービスへの契約が必要です。
現在スカパー!では、2025年11月30日までの期間限定で「スカイA」を含む「基本セット」が月額1,980円(税込)で視聴できる半額キャンペーンを実施中です。

詳細&申込はこちら

スポーツブル(SPORTS BULL)

スポーツ総合配信サービス「スポーツブル(SPORTS BULL)」では、ドラフト1巡目から育成選手最終指名まで無料ライブ配信が予定されています。

配信時間帯
(ライブ配信)
10月23日(木)
第1巡目〜育成枠指名終了

「スポーツブル」の詳細な利用方法については、公式サイトにて確認ください。

詳細はこちら

ドラフト会議の流れとルール

ドラフト会議はプロ野球選手になるための第一歩。
「どうやって指名が進むのか」「抽選はいつ行われるのか」を知っておくと、観戦がもっとわかりやすくなります。

ドラフト会議で指名できる条件

ドラフト会議での指名対象になるのは以下の選手です。

  • プロ志望届を出した高校生・大学生
  • 社会人の場合
    (中・高卒の選手は3年間、それ以外は2年間在籍が必要※)
  • 独立リーグに在籍している選手
    (在籍1年目から指名可能)
  • くふうハヤテ・オイシックス
    (ファーム球団)所属選手
  • 海外の学校に在籍している日本人 など
    (一部例外あり)

※所属チームが廃部または休部した場合は除く

社会人や独立リーグ、ファーム球団に所属している選手の中で、一度でもドラフト会議に指名されたことのある選手は、ドラフト会議を経ることなく、各球団と契約交渉が可能です。

ここからは、ドラフト会議のピントとなることをいくつか紹介します。

高校生・大学生は「プロ志望届」の提出が必要

高校生・大学生がドラフト会議での指名を受けるためには「プロ志望届」をドラフト会議2週間前までに提出する必要があります。

2025年の「プロ志望届」の提出期限は10月9日(木)です。
プロ志望届を提出しない場合、ドラフト指名を受けられません。

また、高校生で、最初から大学進学や社会人チームなどに入るのを希望する場合、あえて「プロ志望届」を提出しないケースもあります。

独立リーグの場合、1年目から指名対象

「四国アイランドリーグplus」などの独立リーグは社会人野球とは異なり、在籍1年目から指名が可能です。
近年では早く指名を受けたいため、社会人選ばずに、独自リーグに進む選手もいます。

また、2024年のドラフト会議では独立リーグに所属している選手が全体の約15%の16名(支配下7名、育成9名)が指名されており、独立リーグからプロ野球に進む選手が増えています。

ドラフト会議での指名順

ドラフト会議では、各球団の指名順は前年度の成績に応じて決まります。
1位指名で重複があった場合は抽選で決定されるのが特徴です。

ドラフト会議の指名は以下のとおりに行われます。

  • 1巡目
    入札抽選
  • 2巡目
    ウェーバー方式
    (下位チームから指名)
  • 3巡目
    逆ウェーバー方式
    (上位チームから指名)
  • 4巡目以降
    「ウェーバー方式」と「逆ウェーバー方式」の繰り返し

ウェーバー方式や逆ウェーバー方式など聞き慣れないかもしれません。それを含めて詳しくみていきましょう。

1巡目(ドラフト1位)

ドラフト会議では、「ドラフト1位」と言われる1巡目の選手はセ・リーグ6位から順に入札を行います。

セ・リーグとパ・リーグのどちらが先に入札するかは1年おきに変わり、2025年はセ・リーグが先です。

2025年ドラフト1巡目(1位)の入札順
入札順レギュラー
シーズン順位
球団名
1 セ・リーグ6位ヤクルト
2 パ・リーグ6位ロッテ
3 セ・リーグ5位広島
4 パ・リーグ5位西武
5  セ・リーグ4位中日
6 パ・リーグ4位楽天
7 セ・リーグ3位巨人
8 パ・リーグ3位オリックス
9 セ・リーグ2位DeNA
10パ・リーグ2位日本ハム
11 セ・リーグ1位阪神
12パ・リーグ1位ソフトバンク

全球団の入札が行われた結果、重複した場合は、くじ引きによる抽選が行われます。

くじを引く順番は、入札順と同じで、上位チームの方が後にくじを引くことになります。

2巡目(ウェーバー方式)

2巡目では6位(最下位)チームから順に指名します。
2025年セ・リーグが先です。

2025年ドラフト2巡目(2位)の指名順
入札順レギュラー
シーズン順位
球団名
1 セ・リーグ6位ヤクルト
2 パ・リーグ6位ロッテ
3 セ・リーグ5位広島
4 パ・リーグ5位西武
5  セ・リーグ4位中日
6 パ・リーグ4位楽天
7 セ・リーグ3位巨人
8 パ・リーグ3位オリックス
9 セ・リーグ2位DeNA
10パ・リーグ2位日本ハム
11 セ・リーグ1位阪神
12パ・リーグ1位ソフトバンク

2巡目以降は「指名=独占交渉権獲得」ですので、他のチームとの競合はありません。

3巡目(逆ウェーバー方式)

3巡目では逆にパ・リーグの1位ソフトバンクホークスから順に指名します。

2025年ドラフト3巡目(3位)の指名順
指名順レギュラー
シーズン順位
球団名
1パ・リーグ1位ソフトバンク
2 セ・リーグ1位阪神
3 パ・リーグ2位日本ハム
4 セ・リーグ2位DeNA
5 パ・リーグ3位オリックス
6 セ・リーグ3位巨人
7 パ・リーグ4位楽天
8 セ・リーグ4位中日
9 パ・リーグ5位西武
10 セ・リーグ5位広島
11 パ・リーグ6位ロッテ
12 セ・リーグ6位ヤクルト

パ・リーグの1位チームのソフトバンクは2巡目と3巡目を続けて指名します。

4巡目以降

4巡目以降はウェーバー方式と逆ウェーバー方式で交互に行われます。すべての球団が指名終了するまで継続します。

ドラフト会議で指名できる全体の人数が最大120名です。
(国内独立リーグと外国のプロ野球選手は除く)

120名に達したタイミングで、指名したい選手がいても終了となります。

ドラフト1位で競合した場合、くじ引き抽選

ドラフト1位指名は、セ・リーグの下位チームから順に指名していくため、複数の球団の指名が競合することがあります。

複数の球団が競合した場合、各球団の代表者によるくじ引き抽選となります。

テレビやネット中継では、この瞬間が最も盛り上がる場面であり、視聴者の関心も集中します。

くじ引き抽選の流れ

ドラフト1位で重複指名の抽選は、下位チームから順にくじを引きます。
当たりくじには「交渉権獲得」書いていて、外れたくじは「白紙」となっています。

外れた場合は再度1位指名を行います。2回目の指名で、複数の球団が競合した場合、1度目同様にくじ引きによる抽選となります。

12球団がドラフト1位指名選手の交渉権を獲得するまで続きます。

育成ドラフト(2次ドラフト)

通常のドラフト会議が終了した指名人数が120名に達していない場合、育成ドラフト(2次ドラフト)が行われます。

指名順は1巡目はウェーバー方式、2巡目が逆ウェーバー方式、以降交互に行われ、全球団の指名が終了するまで行われます。

育成選手 奇数位 指名順
入札順レギュラー
シーズン順位
球団名
1 セ・リーグ6位ヤクルト
2 パ・リーグ6位ロッテ
3 セ・リーグ5位広島
4 パ・リーグ5位西武
5  セ・リーグ4位中日
6 パ・リーグ4位楽天
7 セ・リーグ3位巨人
8 パ・リーグ3位オリックス
9 セ・リーグ2位DeNA
10パ・リーグ2位日本ハム
11 セ・リーグ1位阪神
12パ・リーグ1位ソフトバンク
育成選手 偶数位 指名順
指名順レギュラー
シーズン順位
球団名
1パ・リーグ1位ソフトバンク
2 セ・リーグ1位阪神
3 パ・リーグ2位日本ハム
4 セ・リーグ2位DeNA
5 パ・リーグ3位オリックス
6 セ・リーグ3位巨人
7 パ・リーグ4位楽天
8 セ・リーグ4位中日
9 パ・リーグ5位西武
10 セ・リーグ5位広島
11 パ・リーグ6位ロッテ
12 セ・リーグ6位ヤクルト

各球団の育成ドラフト会議への参加は任意で、指名したい選手が他の球団に指名されたなどで、1人も指名しないことも可能です。

育成選手の指名ができる人数

育成ドラフトでは指名できる人数の上限はありません。
2021年・2022年のドラフト会議ではソフトバンクが14名指名しました。これは史上最多です。

ドラフト指名後の流れ

各球団はドラフト会議で指名された選手に指名挨拶、入団交渉を行います。

入団交渉の上、契約が成立して指名した球団への入団が確定します。

契約交渉権の有効期限は翌年3月31日(日本野球連盟所属選手は1月31日、海外の学校に在学中の選手は7月31日)までで、それまでに契約しないと契約交渉権は無効となります。

契約金と年俸

新人のプロ野球選手の場合、契約金や年俸には上限が定められております。

  • 契約金の上限:1億円+出来高払い最高5,000万円
  • 1年目の年俸の上限:1,600万円

大学生・社会人出身の選手の方が、高校生より契約金・年俸が高い傾向にあります。
特に、大学生のドラフト1位指名の場合は、上限いっぱいの1億円になるケースが多く見られます。
また、指名順位が下がるにつれて契約金は低くなるのが一般的です。

入団拒否した場合

プロ野球ドラフトで指名された選手の多くは、基本的に指名した球団へ入団します。しかし、ごくまれに入団を拒否するケースも存在します。

入団を拒否した場合の進路としては、大学や専門学校への進学、社会人チームや独立リーグへの入団、あるいは浪人して翌年のドラフトに再挑戦する方法があります。

独立リーグや浪人を選んだ場合は、希望すれば各球団から再び指名を受けるチャンスがあります。一方、社会人チームに入団した場合は、高校生出身者は3年間、大学生出身者は2年間、ドラフト指名を受けられない制限があります。

指名漏れした場合の進路

ドラフト会議で指名されなかった場合でも、選手の野球人生は決して終わりではありません。むしろ、その後の進路選択がプロ入りへの道を左右することもあります。

高校生の場合は、大学への進学や社会人チーム、独立リーグへの入団が一般的です。大学で実力を磨き、再びプロを目指す選手も多くいます。

大学生の場合は、社会人チームや独立リーグに進むケースが多く見られます。社会人チームに入ると一定期間は再びドラフト指名を受けられないため、翌年のプロ入りを目指して独立リーグで経験を積む選手も増えています。

もちろん、いずれの道を選んでも、ドラフトで指名されずに野球を辞める選手もいます。しかし、多くの選手がさまざまな挑戦を経てプロ入りを果たしているのも事実です。

過去の名場面・注目事例で知るドラフトの魅力

ドラフト会議は単なる選手選抜の場ではなく、熱戦の裏に数々のドラマがあります。ここでは、過去に最多競合となった注目選手や、意外な成功例を振り返り、ドラフトならではの魅力を紹介します。

最多競合選手

ドラフトで最も多くの球団が競合した選手は誰かご存じですか?
競合した選手は抽選の注目も集まり、まさにドラフト会議の“見どころ”となります。

  • 8球団:野茂英雄(1990年)、小池秀郎(1990年)
  • 7球団:福留孝介(1995年)、清宮幸太郎(2017年)
  • 6球団:岡田彰布(1979年)、清原和博(1985年)、大場翔太(2007年)、菊池雄星(2009年)、大石達也(2010年)

これまでのドラフト会議で6球団以上指名された選手を一覧にまとめました。

現役選手では、2009年ドラフトの菊池雄星投手、2017年ドラフトの清宮幸太郎選手が挙げられます。

菊池雄星投手(6球団競合/2009年)

  • 指名した球団:西武、阪神、ヤクルト、楽天、中日、日本ハム
  • 交渉権を獲得した球団:埼玉西武ライオンズ
  • 当年の主なドラフト指名選手:横浜(現DeNA) 筒香 嘉智、ソフトバンク 今宮健太、巨人 長野 久義など
  • 解説:菊池投手も高校生時代から注目され、6球団が競合。抽選で西武が交渉権を獲得しました。2018年オフにポスティングでメジャー挑戦、数球団を渡り歩き、現在は、エンゼルスで先発投手として活躍。

菊池投手も高校生時代から注目され、6球団が競合。抽選で西武が交渉権を獲得しました。
2018年オフにポスティングでメジャー挑戦、数球団を渡り歩き、現在は、エンゼルスで先発投手として活躍しています。

清宮幸太郎選手(7球団競合/2017年)

  • 指名した球団:ロッテ・ヤクルト・日本ハム・巨人・楽天・阪神・ソフトバンク
  • 交渉権を獲得した球団:北海道日本ハムファイターズ
  • 当年の主なドラフト指名選手:ヤクルト 村上宗隆、ロッテ 安田 尚憲、西武 平良 海馬など 

清宮選手は高校生時代から注目され、7球団が競合しました。抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得。
現在では、日本ハムの主力選手として活躍しています。

ドラフトの意外な成功例

2017年の清宮幸太郎選手の7球団競合ドラフトは大きな話題になりましたが、同年ドラフトでは清宮選手以外にも、競合した2回目の1位指名選手や下位指名、育成出身の選手が現在プロ野球で活躍しています。

  • 村上宗隆選手(ヤクルト・2回目の1位指名で3球団競合)
    ドラフト1巡目で競合した清宮幸太郎選手に続き、村上選手も注目を集める。2022年には令和初の三冠王に輝き、セ・リーグを代表するホームランバッターとなる。
  • 平良 海馬投手(西武・4位指名)
    プロ3年目の2020年に中継ぎ投手として活躍し、新人王を獲得。2021年、2022年は中継ぎ投手として、2023年は先発投手として活躍。2025年現在西武のクローザーとしてチームを支える存在に成長。
  • 周東佑京選手(ソフトバンク・育成2位指名)
    俊足を武器に3度の盗塁王を獲得。打撃面でも2024年に開眼し、1番センターに定着。ソフトバンクホークスの主力選手に成長。
  • 清水達也投手(中日・4位指名)
    プロ5年目の2022年に中継ぎに本格転向後、主に勝ちパターンの投手として4年連続50試合以上登板を達成。
  • 西川愛也選手(西武・2位指名)
    2025年は、シーズンの大半を1番センターとして活躍。打撃と守備でチームに欠かせない戦力に成長。
    なお、清水達也投手とは花咲徳栄高校時代チームメイトであった。

このように、ドラフト順位だけでは選手の将来は決まりません。下位指名や育成出身でも一流選手として活躍できる可能性があるため、ドラフトは単なる順位表以上に、選手人生のドラマを映し出すイベントです。

ドラフト会議のしくみ&ルール|よくある質問

ドラフト会議のしくみ&ルールを知りたい方に、よくある質問をまとめました。

ドラフト会議で指名できる選手の条件は?

高校生・大学生はプロ志望届を提出した選手が指名できます。

社会人チームや独立リーグに所属する選手は、プロ志望届の提出は不要で、ドラフト会議で指名可能です。

指名順はどのように決まるの?

・1巡目は下位チームから順に指名されます。

・複数球団が同じ選手を指名した場合は、抽選で交渉権を獲得する球団を決定します。

・2巡目以降は、偶数巡目がウェーバー方式、奇数巡目が逆ウェーバー方式で決まります。

ドラフトで指名された選手は必ずプロ入りするの?

大多数の場合、ドラフトで指名されたらプロ入りしますが、ごくまれに入団拒否することもあります。

ドラフトで指名されなかった選手はどうなるの?

指名漏れになっても、競技を続けて再びプロを目指す道があります。

  • 高校生の場合:大学進学、社会人チーム、独立リーグに進むケースが一般的です。
  • 大学生の場合:社会人チームや独立リーグへ進むケースが多いです。

再度ドラフト対象になるまでの期間は決まっており、

  • 大学進学の場合:4年後に再挑戦可能
  • 社会人チームの場合:高校生は3年後、大学生は2年後に再挑戦可能です。

ドラフト会議はどこで見られるの?

テレビ中継は地上波「TBS系列」やCS放送「スカイA」、ネットではU-NEXTなどで配信されます。

プロ野球ドラフト会議のしくみ・ルールまとめ

最後に、プロ野球ドラフト会議のしくみ・ルールを整理します。

  • ドラフト会議は新人選手の指名権を獲得する唯一の場
  • 高校生・大学生はプロ志望届を提出した場合のみ指名可能
  • 社会人は中学・高校卒の場合は3年、それ以外は2年在籍が必要
  • 独立リーグは在籍1年目からドラフト指名可能
  • 1巡目で重複した場合、くじ引きによる抽選
  • 2巡目以降は「ウェーバー方式」と「逆ウェーバー方式」を交互に繰り返す
  • 12球団合計で120名を上限に指名可能
    (※人数に満たない場合は育成ドラフトを実施)

ドラフト会議はプロ野球ファンにとって特別な一日、仕組みを理解して観戦すればさらに楽しめます。

また、ドラフト会議の見逃し配信は U-NEXTで視聴可能です。
👉

お時間があればあわせてどうぞ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
気になる内容にジャンプ