プロ野球では毎年5月から6月にかけて「セ・パ交流戦」が開催されます。
この交流戦では、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦し、普段は見られない組み合わせの試合が楽しめるのが特徴です。
また、セ・リーグ主催の試合ではDH制がないため、パ・リーグの投手が打席に立ちます。
これも交流戦の楽しみの一つです。
この記事では、セ・パ交流戦のルールや仕組みについて分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてください!
日本生命セ・パ交流戦とは

日本生命セ・パ交流戦は、セ・リーグのチームとパ・リーグのチームが対戦する試合です。
2005年にスタートし、2025年で20回目を迎えました。
(※2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)
2025年の交流戦は、6月3日(火)〜6月22日(日)の約3週間で開催され、各チーム18試合(ホーム9試合・ビジター9試合)が予定されています。
📺 セ・パ交流戦はテレビ放送・ネット配信でも視聴可能です。
詳しい視聴方法については、以下の記事をご覧ください。
2025年 セ・パ交流戦 日程・対戦カード
2025年のセ・パ交流戦の日程・対戦カードは以下のとおりです。
6/3(火)〜6/5(木)の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 日本ハムー阪神 | エスコンフィールド |
| 楽天ーDeNA | 6/3・6/4 楽天モバイルパーク 6/5 ヨーク開成山 スタジアム(郡山) |
| 西武ーヤクルト | ベルーナドーム |
| ロッテー巨人 | ZOZOマリンスタジアム |
| オリックスー広島 | 京セラドーム |
| ソフトバンクー中日 | みずほPayPayドーム |
6/6(金)〜6/8(日)の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 巨人ー楽天 | 東京ドーム |
| ヤクルトー ソフトバンク | 神宮球場 |
| DeNAー日本ハム | 横浜スタジアム |
| 中日ーロッテ | バンテリンドーム |
| 阪神ーオリックス | 甲子園球場 |
| 広島ー西武 | マツダスタジアム |
6/10(火)〜6/12(木)の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 日本ハムーヤクルト | エスコンフィールド |
| 楽天ー中日 | 6/10 きらやかスタジアム(山形) 6/11・6/12 楽天モバイルパーク |
| 西武ー阪神 | ベルーナドーム |
| ロッテー広島 | ZOZOマリンスタジアム |
| オリックスーDeNA | 京セラドーム |
| ソフトバンクー巨人 | みずほPayPayドーム |
6/13(金)〜6/15(日)の対戦カード
(パ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 日本ハムー広島 | エスコンフィールド |
| 楽天ー阪神 | 楽天モバイルパーク |
| 西武ー中日 | ベルーナドーム |
| ロッテーヤクルト | ZOZOマリンスタジアム |
| オリックスー巨人 | 京セラドーム |
| ソフトバンクーDeNA | みずほPayPayドーム |
6/17(火)〜6/19(木)の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 巨人ー日本ハム | 東京ドーム |
| ヤクルトー 楽天 | 神宮球場 |
| DeNAー西武 | 横浜スタジアム |
| 中日ーオリックス | バンテリンドーム |
| 阪神ーロッテ | 甲子園球場 |
| 広島ーソフトバンク | マツダスタジアム |
6/20(金)〜6/22(日)の対戦カード
(セ・リーグ主催試合)
| 対戦カード | 開催球場 |
|---|---|
| 巨人ー西武 | 東京ドーム |
| ヤクルトー オリックス | 神宮球場 |
| DeNAーロッテ | 横浜スタジアム |
| 中日ー日本ハム | バンテリンドーム |
| 阪神ーソフトバンク | 甲子園球場 |
| 広島ー楽天 | マツダスタジアム |
セ・パ交流戦のルール

セ・パ交流戦のルールは通常のリーグ戦とほぼ同じです。
交流戦で特徴的な部分をピックアップすると以下のとおりです。
- 各球団と3試合ずつ
- ホームゲームはいずれかのチームのみ
- DH制はパ・リーグ主催試合のみ
- 予告先発は採用
- 優勝球団には賞金3,000万円
- 交流戦の勝敗・個人成績はレギュラーシーズンに反映
それぞれ詳しくみてみましょう。
各球団と3試合ずつ
プロ野球セ・パ交流戦は異なるリーグの6球団とそれぞれ3試合ずつ合計18試合行われます。
各チームとの対戦は「火・水・木」もしくは「金・土・日」の3連戦で行われます。
(雨天等で中止になった場合を除く)
ホームゲームはいずれかのチームのみ(隔年開催)
プロ野球交流戦では、ホームゲームはどちらかのチームのみ行われます。
ホームとビジターは隔年で入れ替わります。
例えば巨人vsソフトバンクの開催球場は以下のとおりです。
- 2024年
巨人本拠地
(東京ドーム) - 2025年
ソフトバンク本拠地
(みずほPayPayドーム)
巨人とソフトバンクの対戦でのホーム(主催試合)は、2024年は巨人・2025年はソフトバンクといった形で入れ替わります。
セ・パ交流戦のDH制はパ・リーグ主催試合のみ
DH(指名打者)制は、セ・パ交流戦でもパ・リーグ主催試合のみ採用しています。
セ・リーグのチームにとっては、DH(指名打者)制が使われることで、ベテラン選手の疲労を軽減できたり、守備は苦手でも打撃に優れた選手に出場機会が増えるというメリットがあります。
一方、DH制が採用されるパ・リーグ主催の場合、セ・リーグは誰をDHに入れるかが見どころです。
また、DH制のないセ・リーグ主催の場合、普段打席に入らないパ・リーグピッチャーの打撃が見られます。
予告先発
予告先発は、セ・パ交流戦でもリーグ内での試合同様に前日に発表されます。
2011年までは交流戦では予告先発の発表がありませんでしたが、2012年から交流戦でも予告先発制度が採用されるようになりました。
優勝チーム・優秀選手への表彰・賞金
プロ野球セ・パ交流戦で優勝すると、特別協賛社の「日本生命」より表彰ならびに賞金3,000万円が贈られます。
このほか、最優秀選手(日本生命MVP)として1名、日本生命賞として各リーグ1名表彰されます。
| 賞金金額 | |
|---|---|
| 交流戦優勝球団 | 3,000万円 |
| 日本生命MVP | 200万円 |
| 日本生命賞 | 100万円 |
勝率が並んだ場合
セ・パ交流戦は18試合と試合数が少ないので、勝率が並ぶことがあります。
その場合、以下の成績に従って順位が決定されます。
【2球団が並んだ場合】
- 勝数
- 直接対戦成績
- 交流戦のTQB((得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング))が大きいチーム
- 交流戦のER-TQB((相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング))が大きいチーム
- 交流戦のチーム打率
- 2024年度日本生命セ・パ交流戦の上位チーム
【3球団以上が並んだ場合】
引用:日本野球機構ホームページ
- 勝数
- 交流戦のTQB((得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング))が大きいチーム
- 交流戦のER-TQB((相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング))が大きいチーム
- 交流戦のチーム打率
- 2024年度日本生命セ・パ交流戦の上位チーム
ちなみに2023年のセ・パ交流戦では、上位4チーム(DeNA・ソフトバンク・巨人・オリックス)が11勝7敗で勝率が並びました。
交流戦のTQBで比較して、一番大きいDeNAベイスターズが交流戦優勝となりました。
交流戦の勝敗などはシーズンに反映
プロ野球セ・パ交流戦はレギュラーシーズン143試合に含まれています。
そのため、交流戦でのチームの勝敗、個人成績はオールスターゲームと異なり、レギュラーシーズンに反映されます。
セ・パ交流戦は18試合とレギュラーシーズンの試合数に占める割合は少ないですが、シーズンの結果に大きく左右されることもあります。
また、交流戦で上位の成績を残したチームがリーグ優勝する傾向があります。
セ・パ交流戦のあれこれ

プロ野球交流戦について気になる点をあれこれまとめました。
- 交流戦は24・36試合だった
- 交流戦はセ・パどちらが強いのか
- 交流戦の優勝チーム
- 雨天中止の場合
それぞれ詳しくみてみましょう。
交流戦は以前24・36試合だった
セ・パ交流戦は2024年現在18試合ですが、以前は36試合や24試合で行われていたこともありました。
これまでの交流戦の試合数をまとめました。
| 年 | 試合数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 2005・2006 | 36試合 | 3連戦×12カード (ホーム・ビジター 総当たり) |
| 2007~2014 | 24試合 | 2連戦×12カード (ホーム・ビジター 総当たり) |
| 2015~2019 2021~ | 18試合 | 3連戦×6カード (2年ごとに総当たり) |
2005年と2006年のセ・パ交流戦は、現在の2倍となる36試合が行われていました。
2007年から2014年までは24試合に減り、ホーム・ビジターで1カード2連戦の総当たり方式が採用されました。
その影響で、通常は試合が行われない月曜日に試合があったり、火曜日や金曜日に試合がなかったりと、日程はかなり変則的でした。
2015年以降は試合数が18試合に減り、この形式は2025年も引き続き採用されます。
セ・パどちらのリーグが強いの?
2024年までのセ・パ交流戦での通算勝利数はセ・リーグが1,174勝、パ・リーグが1,306勝と2005年からの通算で100勝以上多いです。
※通算勝利数は日本野球機構ホームページより算出
交流戦が18試合制になった2015年以降、2015年から5年連続でパ・リーグが勝ち越していましたが、2021年・2022年はセ・リーグが勝ち越しています。
2023年、2024年はパ・リーグが勝ち越しましたが、いずれの年もほぼ五分の成績でした。
セ・パ交流戦の優勝チーム
2005年から2024年の交流戦優勝(最高勝率)のチームは以下のとおりです。
| 年 | 優勝(最高勝率)チーム |
|---|---|
| 2005 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 2006 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 2007 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 2008 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2009 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2010 | オリックス・バファローズ |
| 2011 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2012 | 巨人(読売ジャイアンツ) |
| 2013 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2014 | 巨人(読売ジャイアンツ) |
| 2015 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2016 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2017 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2018 | 東京ヤクルトスワローズ |
| 2019 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 2021 | オリックス・バファローズ |
| 2022 | 東京ヤクルトスワローズ |
| 2023 | 横浜DeNAベイスターズ |
| 2024 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
2023年セ・パ交流戦終了時点で、優勝回数はソフトバンクの8回がダントツのトップで、次いでロッテと巨人、オリックス、ヤクルトの2回、そして、日本ハムとDeNAが1回です。
セ・リーグは巨人とヤクルト、DeNAの3球団、パ・リーグは西武以外の5球団が優勝(最高勝率)の経験があります。
雨天中止の場合
雨天中止の場合、金~日の3連戦の場合、次の月曜日に設定されている予備日に行われることが多いです。
予備日に行われない場合、6月23日(月)~6月26日(木)のリーグ戦再開までの間に振替試合が行われます。
セ・パ交流戦|よくある質問

セ・パ交流戦についてよくある質問をまとめました。
2025年のセ・パ交流戦の試合数は?
2025年のセ・パ交流戦は18試合です。
(3試合✕6カード)
セ・パ交流戦のルールは?
基本的には各リーグ戦と変わりませんがDH(指名打者)制あり・なしという点が通常と異なります。
》詳しくはこちら
セ・パ交流戦の時はDH制は?
パ・リーグの主催試合は、DH(指名打者)制が採用されます。
一方、セ・リーグ主催試合は、DH制が採用されませんので、ピッチャーも打席に入ります。
セ・パ交流戦の見どころは?
普段見られない違うリーグの選手との対戦が見られる点です。
セ・パ交流戦はネット・テレビで見られますか?
はい、セ・パ交流戦はネット配信・テレビ中継で見られます。
詳しくは別記事「セ・パ交流戦はどこで見られる?ネット配信サービスまとめと視聴方法」でチェックできます。
というわけで今回はセ・パ交流戦のルールなどを解説しました。
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