2019年第2回世界野球WBSCプレミア12を振り返る

プレミア12 侍ジャパン

2021年に行われる東京オリンピックでは3大会ぶりに野球競技が行われますが、その前に行われた国際大会は2019年11月に「(世界野球WBSC)プレミア12」でしたね。

2019年11月「プレミア12」は日本の世界一で終わりましたが、当記事ではどんな大会だったか振り返って行きます。

世界野球WBSCプレミア12とは

「世界野球WBSCプレミア12」は4年に1回開かれる野球の国際大会で世界ランク上位12位までのチームが出場します。

この大会を主催しているWBSCで、正式名称は「世界野球ソフトボール連盟(World Baseball Softball Confederation )」です。

第2回 WBSCプレミア12の出場チーム

「WBSCプレミア12」の出場国は2018年12月時点の野球の世界ランク上位12位の国や地域です。

当時の世界ランクを表にしてみました。

世界ランク出場国(地域)第1回大会成績
1日本3位
2アメリカ準優勝
3韓国優勝
4台湾グループリーグ敗退
5キューバベスト8
6メキシコ4位
7オーストラリア未出場
8オランダベスト8
9ベネゼエラグループリーグ敗退
10カナダベスト8
11プエルトリコベスト8
12ドミニカ共和国グループリーグ敗退

第2回WBSCプレミア12 大会の流れ

2019年プレミア12トーナメント表
画像引用:日本野球機構ホームページ

第2回WBSCプレミア12は以下の流れで行われました。

第2回WBSCプレミア12(2019年開催)
  • 11月2日~11月8日
    オープニングラウンド

    (総当たり戦で各リーグ上位2チームがスーパーラウンドへ進出)

  • 11月11日~
    11月16日
    スーパーラウンド

    (1位と2位チームが決勝戦、3位と4位チームが3位決定戦へ進出)

  • 11月17日
    決勝戦・3位決定戦

それぞれ詳しく見ていきましょう。

オープニングラウンド

「オープニングラウンド」は2019年11月2日から11月8日にかけてメキシコ・台湾・韓国で行われました。

4チームの3つのグループに分かれ、各組で1順の総当たり戦(各チーム3試合)戦い、上位2チームが次の「スーパーラウンド」へ進出します。

スーパーラウンド

「スーパーラウンド」は、各グループ上位2チーム、合計6チームで競います。開催期間が11月11日から11月16日まで行われました。「オープニングラウンド」で戦ったチーム以外との総当たり戦が行われます。

スーパーラウンドに進出した同グループチームとの対戦成績はオープニングラウンドでの対戦成績がそのまま持ち越されます。

「スーパーラウンド」は東京ドームZOZOマリンスタジアムで行われました。

決勝戦・3位決定戦

11月17日に東京ドームでまず「スーパーラウンド」の3位と4位のチームで「3位決定戦」が行われ、そして、19:00 から「スーパーラウンド」での1位と2位チームで「決勝」が行われました。

第2回プレミア12 オープニングラウンド

ここでは4チーム総当り戦のオープニングラウンドの各グループごとに詳しく紹介します。

ちなみに日本代表「侍ジャパン」はグループBです。

グループA(メキシコ開催)対戦カード・試合開始時間・結果

グループAは開催国のメキシコが1位、アメリカ2位で「スーパーラウンド」へ進出しました。

メキシコアメリカオランダドミニカ共和国
メキシコ  -〇 8-2
11月4日 10:00
〇10-2
11月6日 10:00
〇 6-1
11月3日 10:00
アメリカ● 2-8
11月4日 10:00
  -〇 9-0
11月3日 3:00
〇 10-8
11月5日 10:00
オランダ●2-10
11月6日 10:00
● 0-9
11月3日 3:00
  -● 4-14
11月4日 3:00
ドミニカ
共和国
● 1-6
11月3日 10:00
● 8-10
11月5日 10:00
〇 14-4
11月4日 3:00
  -

※試合開始日時は日本時間(メキシコ-15時間)

太字はスーパーラウンド進出決定国

順位国・地域名得点失点
1メキシコ30245
2アメリカ212116
3ドミニカ共和国122320
4オランダ03633

「グループA」は、「スーパーラウンド」以降が日本で開催されることもあってか、他のグループよりも早く開催されました。

開催球場

メキシコ  エスタディオ・チャロス・デ・ハリスコ

グループB(台湾開催)対戦カード・試合開始時間・結果

日本(侍ジャパン)も入っているグループB。

日本はオープニングラウンド第1・2戦を桃園国際球場、第3戦の台湾戦を台中 インターコンチネンタル球場で行われ、見事1位通過しました!

台湾は2位でスーパーラウンドに進出しました。

 台湾 日本プエルトリコベネゼエラ
 台湾●1-8
11月7日 19:30
〇6-1
11月5日 19:30
〇3-0
11月6日 19:30
 日本○8-1
11月7日 19:30
○4-0
11月6日 19:00
○8-4
11月5日 19:00
プエル
トリコ
●1-6
11月5日 19:30
●0-4
11月6日 19:00
●1-7
11月7日 13:00
ベネゼエラ●0-3
11月6日 19:30
●4-8
11月5日 19:00
 ○7-1
11月7日 13:00
順位国・地域名得点失点
1日本30205
2台湾21109
3ベネズエラ121112
4プエルトリコ03217

※試合開始日時は日本時間(台湾-1時間)

太字はスーパーラウンド進出決定国

開催球場

  • 桃園国際球場(日本vsプエルトリコ・ベネズエラ)
  • 台中 インターコンチネンタル球場(それ以外)

グループC(韓国開催)対戦カード・試合開始時間・結果

グループCの結果は、韓国が3戦全勝で1位通過、2位は1勝2敗で3か国並ぶもオーストラリアが「スーパーラウンド」へ進出しました。

 韓国キューバオースト
ラリア
カナダ
韓国○7-0
11月8日
19:00
○5-0
11月6日
19:00
○3-1
11月7日
19:00
キューバ●0-7
11月8日
19:00
○3-2
11月7日
12:00
●0-3
11月6日
12:00
オースト
ラリア
●0-5
11月6日
19:00
●2-3
11月7日
12:00
○3-1
11月8日
12:00
カナダ●1-3
11月7日
19:00
〇3-0
11月6日
12:00
●1-3
11月8日
12:00
順位国・地域名得点失点
1韓国30151
2オーストラリア1259
3カナダ1256
4キューバ12312

オーストラリア、カナダ、キューバが1勝1敗1分で並びましたが、以下の方法でオーストラリアがスーパーラウンドへ進出しました。

(1)該当チーム間の勝敗で決定
(2)該当チーム間のTQB(Total Quality Balance)で上位2チームを決め、上位2チームは対戦結果で決定。
※TQB=(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)
(3)ER-TQB(自責点によるTQB)で決定
※ER-TQB=(相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)
(4)該当チーム間の打率により決定
(5)コイントス

引用:dmenuスポーツ

今回の「グループC」の場合、オーストラリア、カナダ、キューバの3チームが「1勝2敗」で並びました。

(1)該当チーム間の勝敗はいずれのチームも「1勝1敗」です。

カナダオーストラリアキューバ
カナダ●1-3〇3-0
オーストラリア○3-1●2-3
キューバ●0-3○3-2

(2) 該当チーム間のTQB(Total Quality Balance)を見ると

TQBが高い順に、オーストラリア、カナダ、キューバとなります。そして、オーストラリアとカナダの直接対決でオーストラリアが勝利したため、「スーパーラウンド」に進出しました。

国名TQB(得点/攻撃イニング)(失点/守備イニング)
カナダ+0.044/18≒0.223/17≒0.18
オースト
ラリア
+0.075/18≒0.284/19≒0.21
キューバ-0.123/19≒0.165/18≒0.28

開催球場

韓国 高尺スカイドーム(ソウル)

韓国ソウルにある「高尺(コチョク)スカイドーム」は韓国初のドーム球場で、2017年に行われた「第4回WBC」の1次予選にも使われました。

第2回プレミア12 スーパーラウンド

スーパーラウンドは「東京ドーム」と「ZOZOマリンスタジアム」の2か所で開催されました。出場チームは「オープニングラウンド」のリーグ戦上位2チームです。

スーパーラウンド出場チーム
  • メキシコ(グループA 1位)
  • アメリカ(グループA 2位)
  • 日本(グループB 1位)
  • 台湾(グループB 2位)
  • 韓国(グループC 1位)
  • オーストラリア(グループC 2位)

第2回プレミア12 スーパーラウンド 試合日程

スーパーラウンドは「オープニングラウンド」で戦った国以外との総当たり戦です。

日時対戦カード結果会場
11/11 12:00メキシコー台湾2-0ZOZOマリン
11/11 19:00日本―オーストラリア3-2 ZOZOマリン
11/11 19:00韓国ーアメリカ5-1東京ドーム
11/12 12:00メキシコーオーストラリア3-0東京ドーム
11/12 19:00日本― アメリカ3-4東京ドーム
11/12 19:00韓国ー台湾0-7ZOZOマリン
11/13 12:00アメリカーオーストラリア1-2東京ドーム
11/13 19:00日本― メキシコ3-1東京ドーム
11/15 12:00アメリカ ー台湾3-2東京ドーム
11/15 19:00韓国ーメキシコ7-3東京ドーム
11/16 12:00台湾ーオーストラリア5-1東京ドーム
11/16 19:00日本―韓国10-8東京ドーム

日本は全試合19:00プレーボールで、初戦はZOZOマリン、第2戦以降は東京ドームで試合が行われました。

第2回プレミア12 スーパーラウンド星取表

日本韓国メキシコオースト
ラリア
台湾アメリカ
日本○10-8○3-1○3-2○8-1●3-4
韓国●8-10○7-3○5-0●0-7○5-1
メキシコ●1-3●3-7○3-0○2-0○8-2
オースト
ラリア
●2-3●0-5●0-3●1-5○2-1
台湾●1-8○7-0●0-2○5-1●2-3
アメリカ○4-3●1-5●2-8●1-2○3-2

第2回プレミア12 決勝戦・3位決定戦

「スーパーラウンド」4試合の結果と「オープニングラウンド」での同じ組の国との対戦成績を合算して、スーパーラウンド1位と2位のチームが「決勝戦」、3位と4位のチームが「3位決定戦」にまわります。いずれの試合も東京ドームで行われました。

日時結果
3位決定戦11/17 12:00メキシコ 3ー2 アメリカ
決勝11/17 19:00日本 5ー3 韓国

決勝は日本が5-3で勝利し、第2回プレミア12で優勝しました!

また、準優勝の韓国は日本を除くアジア・オセアニア地区で最上位になったため、東京オリンピックの出場をきました。

3位決定戦ではメキシコが勝利し、東京オリンピックの出場を決定しました。

2019年第2回世界野球WBSCプレミア12の大会の流れまとめ

今回は2019年行われた世界野球WBSCプレミア12を振り返ってみました。

日本は第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来、10年ぶりに野球の国際大会で世界一になりました。

東京オリンピックでも侍ジャパンの活躍が気になりますね。

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